岐阜市長選挙立候補予定者7名の方々に、岐阜の学校給食を考える会と岐阜のアレルギー児親の会Yummy!が共同で公開質問状を送付しました。

7名全ての方よりご回答をいただきましたので、回答内容を公開します。
(掲載順序は回答を頂いた順となっています)

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【岐阜長選挙立候補予定者への公開質問状 中根西光氏の回答】

子どもさん達に安全・安心の学校給食を食べてもらうための活動に心より敬意を表します。

『質問(1) 地産地消・和食給食推進事業について、今後どのような具体策が有効とお考えですか。』

私は昔(30年程前)地元生協の産直(農産物)担当の顧問をしていました。その時、知り合いの協力生産農家と有機無農薬栽培・取り引き数量・価格の契約をするお手伝いをしました。
食材は生産者(団体)と互いに顔の見える契約栽培の関係が大切です。
その為には行政の協力があると心強いです。

『質問(2) 学校給食に関する情報公開と市民の意向反映について、現状をどのように思われますか?また、現場の調理担当者や実際に給食を食べる児童生徒とその保護者の生の声を反映させる必要性について、どう思われますか?』

私の地元藍川小・中学校区では、希望した住民が昼の給食を一緒に学校でたべるシステムがあり、いろいろな声を反映させようとする努力がされています。
他の地域でも実施されると良いと思います。

『質問(3) 自校給食から共同調理場に移行を進める自治体も少なくありませんが、岐阜市においては今後どのような計画が必要であるとお考えですか?』

学校給食を完全民間任せにすると利潤追求に走った時困ります。
この点は注意しながら、生徒数が少ない学校では、共同への移行を慎重に進めていく必要がある。
その他、市が耕作放棄地・長良川の堤防の一部を借りて野生種に近い食用植物を栽培して、生徒・親が収穫し、給食に利用したい。

『(岐阜アレルギー児親の会Yummy!の質問) 岐阜市内小中学校の食物アレルギー対応について、どのようにお考えですか。』

このたびの質問のおかげで、文科省の「給食アレルギー」についての指針について学ぶことができました。感謝申し上げます。

昼の給食には極力アレルゲン食材は排除する。
皆さんが気をつかわないで同じ物が食べる事が出来ると良いと思います。
その前提で、伝統的家庭料理(おふくろの味)で米飯の日を最大限ふやす。
食材は市内・県内の農家と契約し有機・無農薬栽培で顔のみえるものにする。

例1:小さめのオニギリ3つ(白米〜5分つき米)
中の具は サケ(魚)・ウメボシ(少し甘め)・野菜の煮付け・コンブ煮 等

例2:みそ汁(野菜のいっぱい入ったもの)里イモ、サツマイモ、大根、ニンジン、ほうれん草、小松菜、アシタバ、ムラサキツユクサ、レンコン、キュウリ、白菜、キャベツ その他

例3:果物 柿、みかん、イチゴ、キウイフルーツ等(果物ジュースも可)